「へーあんたしては珍しいわね。恭平もそうだけど、長年連れ添ったわたしにも、もう少し素直になって欲しいわ。例えば改めて好きとかね」

「ごほっ、な、何を言ってるんだ! 明日も早いんだから、さあ、もう寝るぞ!」

「はいはい、わかりました」

今夜、オーロラが光り輝く下で、正造と陽子のお互いの顔から、久し振りの笑顔が戻ったのであった。