「うん、聞こえた。あの窓の方から」
夕方の六時を過ぎていたので、窓の外の景色は薄暗くなってきている。
「高橋君! ほら見て! あそこ!」
「うわあ、すげえ! 虹だよ! 俺こんな虹、見たことない」
「わたしも! カーテンのような虹……これって、もしかして、オーロラかな?」
「そうだオーロラだよ! この前、図書館の本で見たことあるよ。すげえ、日本でも見れるんだ」
そこへ力也の母親が現れる。
「えっ、嘘でしょ! 本当にオーロラなの?」
「ほら、見て! お母さん、あそこに見えるやん」
力也は興奮気味で指を刺す。
「全然見えないわ。確か……日本では見えないはずないんだけど……もしかしたら、純粋な子ども達だけには、クリスマスの夜にオーロラが見えるのかもしれないわね」
夕方の六時を過ぎていたので、窓の外の景色は薄暗くなってきている。
「高橋君! ほら見て! あそこ!」
「うわあ、すげえ! 虹だよ! 俺こんな虹、見たことない」
「わたしも! カーテンのような虹……これって、もしかして、オーロラかな?」
「そうだオーロラだよ! この前、図書館の本で見たことあるよ。すげえ、日本でも見れるんだ」
そこへ力也の母親が現れる。
「えっ、嘘でしょ! 本当にオーロラなの?」
「ほら、見て! お母さん、あそこに見えるやん」
力也は興奮気味で指を刺す。
「全然見えないわ。確か……日本では見えないはずないんだけど……もしかしたら、純粋な子ども達だけには、クリスマスの夜にオーロラが見えるのかもしれないわね」