恐るべし1年生。怒るのを通り越して呆れる程である。
私は舞に聞いてみた。
「その噂だと、1年生が入部する見込みは?」
「0%」 即答だった。
もう5月だぞ、これは本当に0かもしれないな……
「いいんじゃない? 0人でも。私達がいればいいんだよ。」
ずっと黙っていた水乃が発した言葉は私達をとても楽にしてくれた。
私と舞は軽く笑いながら同じ事を言った。

「たまには良い事言うな。」