一週間というのは早いものであっという間に過ぎてしまうものだ。それは、私が年を取ったから?
さて、今日から入部届けを持ってくるのは本入部の子になる。先週きてくれた子達は一週間フルで来てくれたし全員参加してくれるかな。してくれるよね。と胸に思いつつ、部室へと急いだ。
部室には珍しく舞と水乃が先にいた。
「入部届けは来た?」
——首を横に振る舞。
「え? まだ1枚も来てないの?」
「ああ、来ていない。」
私はバッグを置き、窓際の部屋がよく見渡せる椅子に座った。
「まだ、部活の時間が始まったばかりだものね。気長に待ちましょう。」
……
…………
………………
キーンコーン。キーンコーン。
部活終了のチャイムが夕方に寂しく響いた。
入部届けは1枚もこなかった。
さて、今日から入部届けを持ってくるのは本入部の子になる。先週きてくれた子達は一週間フルで来てくれたし全員参加してくれるかな。してくれるよね。と胸に思いつつ、部室へと急いだ。
部室には珍しく舞と水乃が先にいた。
「入部届けは来た?」
——首を横に振る舞。
「え? まだ1枚も来てないの?」
「ああ、来ていない。」
私はバッグを置き、窓際の部屋がよく見渡せる椅子に座った。
「まだ、部活の時間が始まったばかりだものね。気長に待ちましょう。」
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キーンコーン。キーンコーン。
部活終了のチャイムが夕方に寂しく響いた。
入部届けは1枚もこなかった。
