『何よ?』
ドアの向こうでミキちゃんが、
いつもとは全然違う口調で答える。
もしかして、
この人は昨日ミキちゃんが言っていた
「あの人」?
「ミキ、昨日の事謝りたいんだ…」
この人はまだミキちゃんを
泣かせるつもりなのか?
それならぼくが許さない。
ぼくはミキちゃんを守るんだ。
ミキちゃんを泣かせるヤツから守るんだ。
『昨日の事?
なにかしら?』
「とぼけないでくれよ…
俺が無神経な事言ったから
怒ってるんだろう?」
『別に…』
ミキちゃんは怒っているんだ。
でも、ぼくを叱る時とは違う怒り方。
ドアの向こうでミキちゃんが、
いつもとは全然違う口調で答える。
もしかして、
この人は昨日ミキちゃんが言っていた
「あの人」?
「ミキ、昨日の事謝りたいんだ…」
この人はまだミキちゃんを
泣かせるつもりなのか?
それならぼくが許さない。
ぼくはミキちゃんを守るんだ。
ミキちゃんを泣かせるヤツから守るんだ。
『昨日の事?
なにかしら?』
「とぼけないでくれよ…
俺が無神経な事言ったから
怒ってるんだろう?」
『別に…』
ミキちゃんは怒っているんだ。
でも、ぼくを叱る時とは違う怒り方。


