秘密の片思い 番外編②

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郁斗に愛され、翻弄された愛は身体が気だるく何もする気になれない。



まどろんでいると、額にキスを感じて目を開ける。



「食事をしよう」



「ぅ……ん……郁斗、今日はいらないよ もう眠いの」



目を閉じてそう言う愛に、郁斗は肩をすくめる。



「愛、一緒に食べよう 温めて持ってきたんだ」



パエリアを温め、冷蔵庫に入って冷えているスープを取り分けてきた。



「郁斗……」



唇にキスを受けて仕方なく目を開ける。



「食べさせてあげるよ」



どこまでも妻に甘い夫だ。



そんな時、高校の時の郁斗から想像が出来ないなと思う。