「俺が後で温めなおすよ」



手が胸元に入り込みフロントホックをいとも簡単に外す。



郁斗の手にぴったりと吸い付くような胸に触れると愛が甘い吐息を吐く。



「ここが良い?それともベッド?」



鎖骨に吸い付き、赤いバラをつけていく。



「っ……あ……」



「言わないとここで……」



「だ、だめっ!べ、ベッドで」


「了解」


郁斗は愛を抱き上げてベッドルームへ運んでいった。



******



「愛は、座ってろよ」



テーブルのイスに無理矢理座らせて郁斗は冷め切ってしまった鍋をキッチンへ持っていこうと持った。



「いいよ あたしがやるから」



「いいから 座ってろよ」



そういい残し、キッチンへと消えた。