秘密の片思い 番外編②

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3日後、今日も試合だ。



テーブルに料理を並べていると、郁斗がやってきた。



「おっ!カツじゃん」



キャベツがたっぷりカツの横に添えられている。



「うん、私が考えるゲン担ぎってカツしか思い浮かばなかったの 勝負に勝つとか言って、受験や試合の前に食べるのを思い出したから。あ!脂っこいのだめ?、大丈夫かな?」



「懐かしいな、高校の時、よくお袋が作ってくれたよ」



「本当?良かった」



愛はホッと肩を撫で下ろした。



「いつも気を使ってくれてありがとうな」



愛の腰を抱き寄せると、唇を重ねる。



愛、知っているか?



俺が頑張れるのは愛のおかげだという事を。



愛している。



いつかフィールドを去らなくてはならなくなった時、お前がいてくれれば次に向かって行ける。



2011.5.25 若菜モモ