竜を狩る者

どことなく冷たい態度の瑞樹。

しかし由羽は気にする事なく話しかけてくる。

「アンフィスバエナねぇ…B級依頼よぉ?」

「知ってる」

「頭が二つあってぇ…毒を吐くの…強いんですってぇ…」

「知ってる」

由羽の忠告にもさして耳を貸さず、瑞樹は依頼書を剥がした。

「あららぁ…受注しちゃうんだぁ」

「ええ…アンフィスバエナは私の弟の仇だから…」

そう言って由羽の瞳を見た瑞樹は。

「!」

驚きに息を飲む。

派手な銀髪と鎧のせいで今まで気づかなかったが、由羽の瞳は赤眼だった。

そう、瑞樹の眼帯の下と同じ…。