竜を狩る者

門の外はすぐに、広大な大自然が広がっている。

青々とした草原。

足首程度もない背の低い草が生えている、平坦な地形が延々と続く。

そんな草原を走る優しい風。

何かの種子だろうか、綿毛が風に乗って舞い、コウの鼻先をくすぐっていった。

太陽は彼女の頭上で燦々と照りつけている。

抜けるような青空。

気持ちのいい天気だ。

背中にはしっかりと携帯食料もあるし、このまま見晴らしのいい場所に行ってピクニックにでも洒落込めそうだ。

思わず鼻歌も出てしまう。

これから獰猛なワイバーンを仕留めに行くというのに、まるで緊張感がない。

日差しや風によって次々と表情を変えていく草原の様子を眺めながら、コウはご機嫌の体で歩いた。