竜を狩る者

依頼書を持ってギルド内の受付へ。

「あらっ」

顔見知りの若い女性が、コウの持ってきた依頼書に『C』の判が捺印されている事に気づく。

「コウ、討伐依頼に挑戦するの?」

「もっちろん!もう金貨10枚なんて小銭稼ぎはやらないんだからっ!」

鼻息も荒くコウは宣言する。

「……確かにコウは今までDランクの依頼を幾つも経験して、全て達成させているわ。Cランクの依頼を受注するに足る実力は備えているけど…」

ギルドの人間である事以上に、親しい間柄として。

女性はコウのCランク依頼の挑戦に表情を曇らせた。