やがてムシュマッへの七つ首が、一つ、また一つと地に伏せる。

神話に語り継がれた竜種といえど、これ程の攻撃を受け続けては最早生き永らえるは不可能。

「悪いな」

ローゼンの二刀が、大きく振り上げられる。

その刃を以って、遂にムシュマッへは断末魔の声を上げた。

城塞都市を破壊するほどの巨体と七つの首、そして毒の血液を持つ超大型竜種。

ムシュマッへは、八人の狩猟者によって討伐されたのである。