竜を狩る者

また息を吸い込むニーズヘッグ。

ブレスの第二波を吐き出そうとする。

だが、その口が。

「!?」

突然縄によって縛られて封じられた。

ニーズヘッグの力を以ってしても断ち切れない縄。

竜種の髭で出来た物だ。

並大抵の事では切れないし、また竜種の口付近に生えている髭で出来ているから炎のブレスの熱にも耐えうる。

その縄を操っているのは。

「小僧…」

ローゼンに同行していたサンだった。

「生きる為…生きとし生けるもの全てが持つ業…だったら…」

サンのサファイアの瞳に、決意の光が灯った。

「俺も…その業を背負う…!」