ニーズヘッグはローゼンの姿を見とめるなり、大きく顎を開いて咆哮を上げる!
「っっっっっ!」
これまで数限りない竜種討伐を経験し、竜種が威嚇の為にまず咆哮を上げる事は知っていた。
何度も経験していくうちに、竜種の咆哮を受けても竦み上がらないだけの胆力も身につけてきた。
だがそんなローゼンでさえ、ニーズヘッグの咆哮には身を硬くする。
咆哮を恐れているのではない。
精神が恐れていなくとも、肉体が本能的に萎縮してしまう。
『生物』として、ニーズヘッグを最大限に警戒してしまうのだ。
その咆哮を耳にした以上、動きを止めずにはいられない。
しかし。
「な…」
そんなローゼンの前で、サンだけが何事もなかったかのように歩を進めていた。
サンは耳が聞こえない。
鼓膜を揺さぶり萎縮させるニーズヘッグの咆哮すら、彼には通用しないのだ。
「っっっっっ!」
これまで数限りない竜種討伐を経験し、竜種が威嚇の為にまず咆哮を上げる事は知っていた。
何度も経験していくうちに、竜種の咆哮を受けても竦み上がらないだけの胆力も身につけてきた。
だがそんなローゼンでさえ、ニーズヘッグの咆哮には身を硬くする。
咆哮を恐れているのではない。
精神が恐れていなくとも、肉体が本能的に萎縮してしまう。
『生物』として、ニーズヘッグを最大限に警戒してしまうのだ。
その咆哮を耳にした以上、動きを止めずにはいられない。
しかし。
「な…」
そんなローゼンの前で、サンだけが何事もなかったかのように歩を進めていた。
サンは耳が聞こえない。
鼓膜を揺さぶり萎縮させるニーズヘッグの咆哮すら、彼には通用しないのだ。


