突然チャッピーを取り上げられたあたしは、「返してよ!」とキッと優斗を睨みつけながらチャッピーの足を引っ張った。
「だーめ。俺のチャッピーだもーん。」
「かーえーしーて!」
「だーめ。帰るならまた今度貸したげる。ってか、チャッピーが痛いって泣いてるから放したげて。」
「うっ…」
一瞬、耳を引っ張るアンタのがヒドいんじゃ…って思ったけど、これが優斗のあたしに対する優しさ。
「………ん。」
「よし。いい子、いい子。じゃ、今度はチャッピー持参で奈緒んち行くね。もちろん土曜か日曜に。」
「あー…うん。」
しぶしぶながらもコクリと頷いたあたしは最後にギュッとチャッピーを抱きしめると、バック片手に部屋を後にした。
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「だーめ。俺のチャッピーだもーん。」
「かーえーしーて!」
「だーめ。帰るならまた今度貸したげる。ってか、チャッピーが痛いって泣いてるから放したげて。」
「うっ…」
一瞬、耳を引っ張るアンタのがヒドいんじゃ…って思ったけど、これが優斗のあたしに対する優しさ。
「………ん。」
「よし。いい子、いい子。じゃ、今度はチャッピー持参で奈緒んち行くね。もちろん土曜か日曜に。」
「あー…うん。」
しぶしぶながらもコクリと頷いたあたしは最後にギュッとチャッピーを抱きしめると、バック片手に部屋を後にした。
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