なんで、おにーちゃんは“おにーちゃん”なんだろう。



なんで、あたしは“妹”なんだろう。



なんで、あたし達は“家族”なんだろう。



当たり前のこの距離がもどかしいと思ったのはいつからだろう。



でもこれだけは言える。



家族じゃなきゃ、きっとおにーちゃんのこと好きになれなかったと思う。



心地良いおにーちゃんの隣にずっと居たから、大好きになっちゃったんだと思う。