桃太郎と3人の仲間達は鬼ヶ島に着きました。


いよいよ鬼との対決です。


「たのもー」


桃太郎は律儀にドアの前で声をかけます。


「律儀に声かけなくてもいいと思うが…」


「猿は黙っとけ!」


「はい」

カイジは怯えながら返事をしました。


その時にお城の方で声がしました。


「誰ですか? 俺の家の前で大きな声を出すのは」


お城から出てきたのは青髪をしたニコニコと笑顔を浮かべる少年です。

頭からは角が生えていたので彼が鬼なのでしょう。


だが、彼が浮かべる笑顔は人を何も言わせない雰囲気がかもし出しています。


桃太郎達は背筋に冷たい物を感じました。



「すみません。こいつです!」


そう桃太郎が鬼に差し出したのは隣にいたカイジでした。


「は? なぜオレ?」


「いかにも頭が悪そうな猿だな。確かお前は」


鬼はそこで言葉を切るとニヤリと笑った。

「なにを言うつもりで?」


「お前の弱点だよ」


「やめてー!」


カイジが鬼に睨まれてる時。桃太郎とライトとフウタは?


「鬼を倒すのは無理なので帰りましょうか」


桃太郎の一言で桃太郎達(カイジ以外)はカイジを置いておじいさんとおばあさんが待つ家へと帰りましたとさ。




めでたし めでたし



「全然めでたくねぇよ!」