フウタ君が抗議するのを諦めたと思ったらフウタ君はあたしの背中に手を回してきた。


すると今度はあたしが固まる番になってフウタ君が耳元で『ヒカリが抱きついてきたのが悪いんですからね』そう呟かれて顔がボッと赤くなる。


と、その時に足跡がしてあたしとフウタ君はすぐさま離れた。


「そういえばここは廊下でしたね」

夕御飯を食べ終えて部屋に戻ろうと廊下を歩いていた時にフウタ君からの七夕祭りに 誘われたのだ。


だからここは廊下。しかももうすぐ自分の部屋に着くって場所だ。もしかしたらカイジ君達に見られたかもしれない。


「では、明日のお祭り楽しみにしてますね」


フウタ君は顔を赤くしながらも自分の部屋に入っていった。



もちろんあたしも顔は真っ赤で急いで自分の部屋に戻っていった。