「ミズノは何を急に言い出すんだ?
オレらがこいつに負けるわけないじゃねぇか」


ミズノの急な提案にカイジがフォークをヒカリに向けながら言った。


「人に物を向けないっていわれなかった?」


カイジの『こいつに負けない』発言にイラついたヒカリは刺を含んだ言葉でカイジを刺す。


「なんだと?」


ヒカリの言葉にカイジも苛立ちを露にする。一発触発の雰囲気。


「まあまあ。白原さんもカイジさんも落ち着いて下さい!」


そんな空気に耐えられなくかったフウタが二人を止める。


「そう、だぞ? そんなに…お互いが、気に入らないなら…ミズノの提案に乗ればいい」


ゆったりと今にも寝てしまいそうなライトが口を出した


「それもそうだな」


フウタとライトの説得にカイジはニヤリと意地汚い笑みを溢した。