CINDERELLA





「―逃げれた…?」

ボソっと呟くと一人の男の人が
にっこり笑った。

「やあっと起きたねッ!君僕達の家の前で倒れてたんだよーッ」


「―…え?」

あぁそうだ。私は気を失った。

「コイツがお前が哀れだから拾ってやろうって。」

「そんな言い方してないぷッ」


ぷぅーと頬を膨らませる男の人。
てゆか一先ず。

「あの…私…ッ」

―バッ

んぐッ?!
急に口を塞がれた私。