「まあ、そんな緊張するなって」


な…

なんで、こんな事になっているのだろう。


目が覚めたら保健室のベッドにいて。


目の前には私の両手を押さえて馬乗りになっている…


整った顔の王子がいて。

私の初恋の相手の王子様みたいな美少年がいて。


私にフッと笑いかけた。


ああ…そうだ、私は…―