「本当、上矢には敵わないな。」
「ガキのくせになぁ。」
「同感だ。」
お二人さんこんなに仲好かったっけ?
てか、会話のレベルが高校生以下だよ…。
「てか梨音、上矢と付き合ってみてどう?」
二人が私を見た。
「え‥付き合ってないよ?」
「はぁ!?」
「好きなんじゃないのか?」
「好きだから、付き合ってないの。」
私はクスッと笑って歩き出した。
「じゃあさっきのキスはムカつくな。」
「たくっ。上矢のやつ。俺らの夢をあっさり叶えやがって。」
後ろからは愚痴しか聞こえてこない。
ちょっと笑える。
確かに、日向先生のバスケの選手になる夢も、私の行きたかった大学に行く夢も、上矢くんは叶えたね…。
(健一の、梨音の心を独り占めする夢も。)
「ガキのくせになぁ。」
「同感だ。」
お二人さんこんなに仲好かったっけ?
てか、会話のレベルが高校生以下だよ…。
「てか梨音、上矢と付き合ってみてどう?」
二人が私を見た。
「え‥付き合ってないよ?」
「はぁ!?」
「好きなんじゃないのか?」
「好きだから、付き合ってないの。」
私はクスッと笑って歩き出した。
「じゃあさっきのキスはムカつくな。」
「たくっ。上矢のやつ。俺らの夢をあっさり叶えやがって。」
後ろからは愚痴しか聞こえてこない。
ちょっと笑える。
確かに、日向先生のバスケの選手になる夢も、私の行きたかった大学に行く夢も、上矢くんは叶えたね…。
(健一の、梨音の心を独り占めする夢も。)

