龍とわたしと裏庭で【おまけの圭吾編】

「まだ制服だろ? 着替えておいで」

「あ、あ、あ、そうね!」

「着替えたらお茶にしよう。僕も一休みするから」

「うん!」


志鶴は仕事部屋を出て行って、それからもう一度顔だけ出した。


「圭吾さん、大好き」


ああ、君の全てが僕を熱くする。

君がしてくれることなら何でも好きだよ。


でも狡い僕は口をつぐむ。

君を翻弄して思い通りにするために。


可愛い志鶴

僕の本心を君は知らない。