龍とわたしと裏庭で【おまけの圭吾編】

後ろで志鶴がビクッと震えたのが分かった。


「ダメ?」


「えーと……圭吾さんがそうしたいのなら」


やった


「嬉しいな」


僕がそう言うと、志鶴は恥ずかしそうに僕の肩に顔を埋めた。

シャンプーの香りが僕の肌をくすぐる。


「志鶴」

「なぁに?」

「それ、脱ぎなさい」

「えっ? い、い、今?」


うろたえる声が可愛い。

僕の笑みが大きくなる。