龍とわたしと裏庭で【おまけの圭吾編】

無邪気な寝顔


志鶴の部屋に連れて行った方がいいんだろう

「ぐっすり寝ているし、起こすのはかわいそうだ」

ずっと離したくなくて

僕はずるい言い訳をする


毛布をとってきてかけてやる

かわいい寝顔


身体が熱くなる

心はもっと


僕の中の悪い狼が

『このまま抱いてしまえ』

と ささやく

『泣かれても奪ってしまえ』

と そそのかす


僕は静かに志鶴の両脇に手をついた