俺様的レンタル王子~王子と私の関係~



「行くぞ」

「は、はい」

純也さんの後ろを着いて行く。

それしても…

歩くの早っ!!

普通は女の子に合わせて歩くものじゃないの?

途中、振り返ってくれた。

そして一言。

「歩くの遅くね?あ、足が短いからか」

…アラ?

何気にけなされてる?

それでも必死に純也さんの後を着いて行った。

どこに行くのかな?

ワクワクドキドキ。

そして、しばらくすると、ビルの影になって薄暗くて、誰も通らないような、そんな道に入った。

「あ、あの…」

少し声を掛けてみた。

「よしっ、ココか…」

私の声を無視して呟いた。

「緒方…」

「は、はい?」

ドンドン私に近寄ってくる。

な、なに、なに?

純也さんのとてもキレイな顔が近寄ってくる!

キャー/////