「ハァ!?何ソレ!?」

私の話しを聞いた理菜が不思議な顔をした。

「私にもさっぱり…」

「でも、それって王子に近づけるチャンスじゃん。須藤さんに感謝だね。良いなぁ~。羨ましいなぁ~。ずるいなぁ~。私も柔道とか習っておけば良かった」

そう言われると、ボディーガードしろって言われて理解出来なかったけど、本当にチャンスなんだって思った。

あぁ、神様ありがとう~!

須藤さんありがとう!

格安ってのがどのくらいかは気になるけど、まぁ、良い。

その時、バイブにしてた携帯が震えた。

名前を見たら純也さんからだった。

「理菜~!純也さんから初メールだよ!」

「マジで!?」

二人でテンションがまたあがる。

ドキドキしながらメールの内容を確認する。