次の日のお昼休み、“その人”は私の教室にやってきた。
まさか、ココからその関係がスタートになるなんて…
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昼食が終わり、理菜とくつろいでると何やら廊下が騒がしい。
「キャー」
まるで好きな芸能人が目の前にいるような、そんな女子達の声だった。
バンッ!と勢い良く教室の扉が開いた。
「緒方いる?」
………。
静まる教室。
緒方って誰??
「いたいた」
私の方を見て言った。
お、お、お、おう…じ…
じゃなかった。
純也…さん…
「緒方って!」
?緒方?
私ーーーっ!?!?
「はっ、はいっ!」
「チョット来て」
「は、はい」
何コレ!?
呼び出しされた!
呼び出しされちゃった!!
キャー////
一人でテンションあげあげ。
理菜は呆然として口を開けたまま。
純也さんの歩く後をトコトコと歩いて行く。
これだけで幸せ感じてる私っていったい…


