「レイチェル。お母さんがあんなに働いている理由、わかったわ……」


「言ってみるニャ」


「……学費」


「なんの?」


「私が大学に通うための、学費」


「今、ナツコは何年生?」


「高一……。高校一年生……」


「そうだニャ」


私は決めた。