「もう、遅いかな……お母さん……」


うつむいた私にレイチェルは言う。


「遅くないニャ。仮に遅かったとしたらハルエはあんなに頑張ってないニャ」


「レイチェル……私、どうすれば……」


どうしたらいいのかわからない。

どうすればいいのかわからない。