「次は一番身近な問題に手をつけるニャ」


レイチェルは水晶に優しく触れる。

すると、そこには良く知っている女性が映し出された。


「……お母さん」


ぽっと呟く私。

レイチェルの目つきが鋭くなったような感じがする。

いや、鋭くなったのは私……かも。