私の幼なじみは運命の王子様!?



考えてるうちに
俺達は目的地に到着した


さっきまでは人がいなくて静かだったのに今はかなり人がいて歩きにくい


―――ドンッッ


「…きゃッッ」


胡桃が人とぶつかり、
転んでしまった。


「大丈夫か?」

俺は胡桃の手を引っ張って立たせた。


「うん。…ありがとう」


顔ををあげた胡桃は
泣きそうな顔をしていた


しかも、転んだせいで
胡桃の浴衣が土で
よごれちまった。


払ってやりたいけど
ここは人が多く、邪魔に
なってしまうな……


「浴衣がよごれちまったなぁ……。とりあえず
人気のない場所にいくか……?」


「大丈夫だよ。
目立たないしッッ!
早く屋台行きたい!」