「こ~のぉ・ド変態!」 まことは、秀介の肩を蹴り倒して、ぜいぜいと、荒い息をする。 無残に転がされた秀介は、又してもげほげほと咳き込みながら、弱々しい視線をまことに向けた。 「――ったく、乱暴者なんだから。いいじゃないかこれ位…」 「うるさい、変態行為に付き合う気なんか、これっぽっちもねぇんでぇい」 まことは、本気で興奮すると、べらんめぇに成ってしまう癖が有る。 父親が頑固な職人なんてやってる影響で有ろうか…しかし、彼女の言葉に秀介は開き直りを見せる。