立夏物語 【キセコン】

「近寄るな、うつるっ、莫迦が!」


「そんな、冷たい事言うなよ、まこと…」


秀介のそのあまりの情けなさにまことの怒りは頂点に達して頭の中で、何かがぶつんと切れた気がした。


「良い度胸じゃぁねぇか、よ~し、そこまで言うなら、膝まづいて、この足をお舐め」