「ああ、あれは、切らない事に成ったの、反対派が結構居てさ」


「見に行かないか」


「うん、良いけど…なんで…」


「良いから来い」


まことは秀介に半ば強引に手を引かれ、祭り会場から少し離れた、楠に向かって歩き始めた。