――トポポポ…――
「ココアでぃぃんだろ。」
「…うん。ありがとう…。」
はい、とベットの端に座っている瑞季に温かいココアを渡す。
「…懐かしい、渉のココアだぁ。」
目を細めてココアを嬉しそうに見つめる瑞季。
「で、何があったんだよ。」
俺が口を開くと、瑞季がココアの入ったカップをベットの隣にあった机に置く。
「ねぇ、まだ怒ってる…?」
「…。」
瑞季が俺を上目遣いで見つめる。
…馬鹿。
そんなに見つめるな。
襲いたくなるだろ。
口元に手を持っていきながら
もう怒ってねぇよ。
ぶっきらぼうに答える。
すると、瑞季が
本当に…?
泣きそうな目で俺を見てくる。
「う、」
「う?」
「うぅううぅ!」
「え?何?渉!」
「そんな目で俺を見るなよ!」
「えぇ?」
「欲情するだろ!」
「よ、く…?」
瑞季が俺の言葉を聞いて固まる。
…しまった。
口を慌てて塞ぐが、もう意味がない。
瑞季は口をポカーンと開けて呆けている。

