「まぁまぁ、んな怖ぇ顔せずに聞けよ。」
「聞いてる。」
「そっか。」
即答した俺に祐毅がハハッと笑う。
いや、全っ然面白くねぇんだけど。
「取り敢えずさ、様子見てみたらぃぃ。」
祐毅が真剣な顔をして俺を見てくる。
その言葉に俺は
だからフラれたんだって。
とこめかみを押さえながら机を見る。
そんな俺の頭を祐毅がパシンッと叩く。
…結構な痛みだったぞ、今のビンタ。
今度は頭を押さえて祐毅を睨む。
すると、祐毅はフハッと噴き出すように笑った。
「お前の睨み、怖ぇようで怖くねぇよな。」
コイツは遠慮や躊躇という言葉を知らねぇのか。
困った奴だ、と頭を左右に振る。
「まぁ、今は待っておくべきなんだって。」
やっと話題が反れていた事に気付いたらしい祐毅は
あ。
と呟いた後に俺を見てきた。
…うん、完全に忘れてたな。お前。
今までの事もあって冷ややかな視線を祐毅に向けるが、祐毅はそんな俺の視線を気にもせずに話し続ける。
俺はお前の神経がかなり図太い事に関心したよ。

