「今日、最高のプレゼント貰った。」



「え?何を?」



「瑞季の愛と、嫉妬と、瑞季自身?」



「えっ、」



「さぁて、家に帰りますか。」




瑞季の手を握って笑いかける。

すると、瑞季が首を傾げて俺を見てきて。




「何で?」



「今から営むために。」



「…馬鹿っ。」





そんな事を言いながら俺の腕に引っ付いて離れねぇ瑞季を愛おしく思う。



普段、自分から引っ付いて来ねぇ瑞季が俺の腕に絡み付いてきて可愛ぃ。



確かに、自分でも嫉妬したら相手に言おうか迷うな。


でも俺は嫉妬されると嬉しい。だってそれは、俺を好きでいてくれてるって事だろ?



まぁ、嫉妬にも限度はあるけど。



…嫉妬って嫌かなって思う事もあるかもしれねぇ。


でも、きっと。


いや、ぜってぇ。







     男は



好きな女に嫉妬されると



    嬉しくて


  堪んねぇんだよ。