先生と、離れたくないもんー……。
−−思えば、
あたしはいつから先生が頭から離れなくなったのだろう?
いつから、
先生を“好き”と自覚したんだろう?
先生は、あたし達の学年が2年生の時、この学校に来たんだ。
理由は、
とあるクラスの担任の先生が病気で入院することになってしまい、
このまま教師を続けるのは難しい……そう医師に宣告されたそうだ。
そこで、助っ人として来たのが義仁先生。
……あの時は、
全く眼中に入ってなかったなぁ……;;
若い先生がいないこの高校に光が差し込んできたな…?
みたいな、くだらない事しか考えてなかった。

