「え?なんで?
関係ないし。」



「もう!!うち知ってるよ!?
舞が健くん好きなの。」



里奈…
知ってて何も言わず
見守ってくれてたんだ、




「行ってくる!」





「頑張って♪」




笑顔で送りだしてくれた。




もう健は
靴箱にいた




「健!」





「舞さん…」




健は
びっくりしてる。



「あのね?
この間はごめん。
ほんとはね?

あんなこと言いたかった
んじゃなくてっ」




突然涙が
溢れてきて


うまく話せない。




「舞さん


舞さんが好きです!!」





うそ。




「俺もっと
舞さんに似合う男に
なりますから!」



「今で充分だよ」




今見てる健は
子犬じゃなくて




かっこいい王子様
だよ。




コホン




「好きだ舞」