教室のドアが勢いよく開いた。 そこを見ると、巧が険悪ムードで立っていた。 真「どうした?」 巧「桜ちゃんはいるか?」 真「さっき、出てった」 巧「はぁー? 学校内にはいるよな!?」 真「さぁ?」 巧「早く探すぞ!」 真「だから、なにがあったから言え!」 巧「黒龍が桜ちゃんに目を付けた。桜ちゃんが狙われるかもしれない。」 バッ 巧「おい!真!」 そんな声も聞かずに、体が勝手に走り出していた。