「伊緒ー、準備しにいこー。」 「うんっ」 部活の準備をしに、同級生の詩衣と聡美と一緒に体育館へと向かう。 「今日数Ⅰの授業爆睡してまった。」 「まぢか。」 「あ、実は私もー。」 「おいおい。」 「あははっ」 その途中。 「あ、おーいっ伊緒!!」 誰かに後ろから大声で名前を呼ばれた。 「え?」 すぐに三人とも後ろを振り向くと、そこには予想外の人が目に入った。 その瞬間、なぜか一気に私の胸が動きだした。