「甲田先生ね、今奥で寝てるから起こしてきたらどうですか?」 「えっ…。」 「先生寝てるんだ。ほら、伊緒行ってきなよ!!」 「えぇっ…。」 何だこの状況は…。 「片瀬さん、早く行かないと昼休み後15分しかないですよ?」 「――――っっ!!」 くそ、この教師め…絶対私達の関係知ってて楽しんでやがるなっ!!? 「…甲田先生は、どこにいらっしゃるんですか?」 「この部屋の奥にあるソファーですよ。」 そのソファーって…多分私が熱で倒れた時に寝かせてもらってた奴だよね…。