先生と教官室








「さすがに天気がやばくなってきたから、早めに解散しようと思う。電車も遅れているみたいだし、気を付けて帰るようにな。」






「「「「はい!!」」」」





え、嘘でしょ、どうしましょう。






この雨と雷の中を傘も無しで帰れと?






うーん、いつもの時間まで部活をしていれば止むだろうと考えていたのは甘かったか。





「ねぇ伊緒さん?一緒に帰る?」





「え?」





「傘忘れたっしょ?朝持ってなかった気がするんだけど。」






「い、いいのっ?」






「うん。どうせ方向一緒だし。」






「わーいっっ詩衣ありがとー!!」






よしゃ、帰りは何とかなりそう。






後問題なのは……寝るときだけか。