「ハァハァ・・・」


朝からキツ・・
ってかどーせ遅刻だし
走っても意味ないよね。

ゆっくり行こっ!



電車に乗ると、朝の通勤ラッシュとは違って、中はガラガラに空いていた。


座席空いているけど、すぐ降りるし立っておこう。


その瞬間、腰の辺りから手が触れてきた。



え?誰?

顔を覗こうとした瞬間、

『動くな。声出したら犯すぞ』


やだ…
怖い。

「お願い。やめて!」


涙目で訴えると、男はニヤニヤしながら、太ももに触れてきた。


「ひっ!」


やだ!やだ!
誰か、助けて…


そう願っていたが、男の手は止まることなく、どんどんエスカレートしていく・・