キーンコーンカーンコーン


ガラッ――



担任が来たか・・・
と思って顔をあげると
校長がいた。



なんで校長?


友里に聞いても
分からん。の一言。


まぁ、何か用があるんだね。

と思い、ケータイをいじった。


『全員いるかー?今から、大事な話があるからよく聞きなさい!』


大事な話?


まぁ、誰か悪い事したんだろ。


そう簡単に解釈して、アタシはまたケータイをいじった。



『昨日、担任の鈴木先生が・・事故にあいまして、命に別状は無いが復帰するには難しい状況となっている。だから、急きょ代理の担任の先生を紹介する。』



ハァ・・・!!??
先生が事故?

んな嘘だ!

車だって持ってないし、家なんて学校の後ろにあるし、あんまり外に出かけない奴が・・事故?


アタシは、思わず笑ってしまった。


『恋!恋!校長見てるよ!』