一瞬だった。 アリスの傷口と僕の傷口を重ねた瞬間 凄い勢いで僕の力が奪われて行くのが分かった。 ふと、僕が儀式を交わした時、大悪魔の力が大量に僕に流れ込んで来たのを思い出す。 その時は、そのまま僕の体は破裂して、粉々になってしまうかも知れないと思ったのだ。 凄い勢いで左手から流れ出す力に、目の前がぐらぐらと回り、体も支えていられない。 やがて視界は、テレビの砂嵐の様になり 僕はアリスの横へと、重力に抵抗する力も無く倒れ込んだ。