LOVE SONG





「さてー、落ち着いたところで!早速だけどアー写とジャケ写撮るよ!君ら今日デビューしなきゃいけないんだから!社長が掛け合って、あとジャケットだけ入れれば今日中にはCDショップに並ぶようにしてあるから!
とりあえず敦くん、準くん、港くんは服そのままでいいけど、市原さんは着替えてね!あっちで!」


いきなり仕事モードに戻った陣内さんがテキパキと作業をこなす。

さすがプロ。


「…あの!社長さんにご挨拶って…!」

「大丈夫!それは後でいいって言われてるから!さ、着替えて!」


ぽんぽーん、と投げられた服へと
速攻で着替える。

これから、こういうのが当たり前のように続くのかと思うと、忙しくなるとわかっていながらもなんだか嬉しくなった。

鏡を見て、にやける。

これからあたしは、あたしたちは、
"Rainbow"として歩んでいく。


車で移動しながらこれからのことについて陣内さんが大まかに説明してくれる。


まず、今日、8月7日にCDショップへ並ぶデビューシングル"Shine"は限定1000枚だということ。
音源はつい先日録音したばかりのもので、後でしっかりと収録しなおすらしい。

今日店頭にあるのはいわゆる初回限定版というものなのだ。


「えーっと単純計算で行くと、各都道府県に20枚くらいしかないって感じかなー。5年くらいしたらそれがレア物になるんだろうね」