LOVE SONG





「メンバーの家族はみーんな協力者。君たちがよく練習してるスタジオの店長さんも協力者。そして、この僕も。
僕、本当はRainbowの担当じゃなかったんです。でもその日、ちょうど担当になってた人が娘さんが熱だしたとかで早退して、それで僕が代わりに話すことになったんですけど、3人のサプライズの話を聞いた瞬間このバンドをサポートし続けたいと思ったんです。
それで、すぐさま社長に担当変えしてほしいって頼み込んで、それで今僕がここにいるんです。…市原さんは担当者に恵まれたんじゃなくて、メンバーに恵まれたんです、間違いなく」


そう言ってニコリと笑ったあと、
ぱんっと手を叩いた。

すると、応接室のドアが弾かれたように開いた。

そこには、見慣れた、そして、
大事な人たちがこちらを見て微笑んでいた。


「改めて、華音、誕生日おめでとう」


くしゃっと笑った準の後ろから
花束を持った敦とケーキを持ったコウが現れた。

ダメだなあ、泣いてばっかだなあ。


「こんなあたしを、Rainbowのボーカルでいさせてくれて、本当にありがとう!」


敦の花束を受け取ってコウが置いたケーキのろうそくを吹き消してそう言った。


それ以上は、また涙が止まらなくなりそうで言えなかった。