「華音、俺が女子からすっげービビられてた時期にお前が『準はこう見えてお化けが怖いんだからね!チキンなんだからね!』って言って女子たちの不安を和らげてくれたこと、最初は、よくもバラしてくれたな…!と思ってたけど今では笑い話、ありがとな」
ああ、懐かしい。
そんなこともあったな。
あの後から準は女子から怖がられなくなって今では女子から話かけてくることの方が多い。
まるでタイムカプセルを開けているような気持ちになった。
「だからな!華音!!俺たちRainbowは今日!!」
「華音と!準と!敦と!俺、港の4人で!デビューする!!!」
そして、プロジェクターの中の3人の小さな『せーの』という声のすぐ後、音量を上げた訳でもないのに、とても大きな声が応接室に響き渡った。
「「「市原華音!!17歳の誕生日おめでとう!!!!」」」
プロジェクターいっぱいに3人の笑顔が映っていた。
涙がこぼれ落ちて、とてもよく見えた。

